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2007年8月 3日 (金)

「職を辞する」という覚悟〜日本キリスト教団東海教区の横領事件をめぐって、新展開か?〜

「職を辞する」と、いうことですが、往生際が悪いアベ某のことでも、どういうわけかいまになって突如辞任を発表した絆創膏大臣のことでもない。

日本キリスト教団の有志が発行している『教団ジャーナル 風』のvol.20が先日届いた。今回は書く教区の教区総会報告特集だった。その東海教区の報告を聞いて驚いてしまった。というか、呆れて、開いた口がふさがらなくなってしまった。

このブログで何度か東海教区の会計による横領事件を書いたが、そのときの責任者であった教区総会議長が再任されたというのだ。記事によると北紀吉議長(愛宕町教会)はくだんの事件の責任をとり「再選を辞する意向を示し」たとある。しかし、結果的に議場は北議長を再任したという。

問題は、ふたつ。

ひとつは、本当に責任があると北議長が認識したのであれば、再選を固持すべきであろう。しかし、結果的に北議長は議場の意思を受け入れたのだから、彼にとって「禊ぎ」になったということである。これは、救いがたい誤りだと思う。

自分の教区ではないから勝手にすればいいのだが、東海教区の総会議員たちの見識のなさには驚愕させられる。それとも、よほどうまく情報操作をされているのか、強迫されているのか。そういえば、他の教区の報告者はすべて教会名、氏名を掲載しているのに、この教区の報告者のみ、「虎落笛(もがりぶえ)」と称し、実名を書いていない。書いた人物が特定されるとパージされてしまうとでもいうのであろうか。

今ひとつ。このブログの読者でもある、ある信頼すべき人物からの情報によると、2006年1月29日、横領した教区会計担当者の告白を受け、所属教会の牧師らとともに、北議長を訪問して事実を報告したが、その直後の1月31日にもこの会計は郵便貯金から¥5,334,477を横領している。

ということは、北議長がこの一件を知った時点で、この会計から貯金通帳や印鑑等を採りあげていれば、少なくともこの横領は防ぐことはできたということだ。東海教区では元会計氏を告訴しようと動いている人たちもいるようだが、それが当事者性の問題からうまくいかないので、教区を告訴人にしようと考えているという。しかし、教区や当時の議長も、告訴の対象になるのではないかと、わたしは考えている。

それでも、法の裁きを優先させるより、教区の経済的ダメージの回復を第一義的に考えて、責任の所在を明らかにし、再発防止策を充分に講じることがいいのではないかとわたしは思っている。なぜなら、それぞれの罪の裁きについては、神に任せればいいと思っていたからだ。

でも、もう、これ、救いがたいのではないだろうか。くだんの「虎落笛」氏の記事には「謝儀互助申請教会や申請額が増加している現状」があることが報告されている。ようするに、東海教区の諸教会は老齢化やなにかで、疲弊している教会が増加しているということ。そのような状態に追い打ちをかける「横領事件」。と、考えるのが普通なのが、この教区総会の会場にいた人たちは、どうやらこの二つの事柄を結びつけることができなかったらしい。

誠に、この想像力の欠如は、悲惨という他はなく、やはり、救いがたいことだ。

でも、「もう、勝手にせい」と敢えて言わないのは、これがこの日本キリスト教団の体質の特徴をよく表しているからだろう。「アベ」を打倒しない限り、この国の「美しい未来」は開け
内のと同様に、この東海教区の隠蔽体質を打破し、執行部を更迭できない教会では、この教団の未来もない。

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