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2008年10月5日 - 2008年10月11日

2008年10月 7日 (火)

「間那津」の思い出

ある人とのブログで、宮古島の朝日と夕日の写真を見ていて、思い出したことがある。あれは、2002年の盛夏、宮古島で調査をしたときのことだ。予定していた聞き取りが不可能になり、一日空白の時間が出来た。それで、島内をいろいろ見て回ろうとしたのだが、わたしは教員免許しか持っていない。ので、車を運転するわけにはいかない。そこで、ホテルの近くの自転車屋でレンタサイクルをした。あいにく、いわゆる「ママチャリ」しかなかった。

それで、いつも講義で話している「人頭税石」や「久松五勇士」の碑などを見たあと、北上して南静園に向かった。思えば、無謀な旅であった。40過ぎの身にはだいぶんこたえた。来るときに飛行機から見た宮古島は平らな島のようだったのだが、実際に自転車で走ってみるととそうとうアップダウンのあるウネウネの島だった。特に北部は。

それで、「ママチャリ」をこぎ続け、やっと南静園に到着し、見学をしたあと。残る体力と気力を振り絞って西平安名崎を目指した………。が、結局早々に力尽き、帰る決断をして方向転換をしたときに、地名表示の看板が目に入った。「間那津」………。「間那津」………、「まなつ」、「真夏」!!!!!!!! 冗談じゃない。この糞暑いのに、「まなつ」とは………。と、絶句し、しばしその場に立ち尽くしていた。

そして、よろよろと「ママチャリ」を駆り、もと来た道ではなく、別の、つまり、最短距離ではなく、回り道をして、真謝港の方から畑と山を越え、空港近くを通り、やっとホテルにたどり着いた。別に、迷ったわけではなかったのだ。ただ、初めて来たところなので同じ道を帰るのがいやだっただけなのだ。それでも、しばらく行って、ひどく後悔したが………。それから、島の南で昼食をとったときに出会った人と、島の北の方の畑の中の十字路で偶然すれ違ったときには、お互い不思議そうな顔をしながら………。そんな説明できないような、体験もした。

夕方、ホテルの部屋のバスタブにいっぱい水をためて、しばらくほてった身体をさましながら、し残した調査のことを反芻していた。あのときの調査は、それなりに充実した物であった。宮古の新聞をたくさん読むことが出来た。また、平良新亮さんという宮古島の協会員の方に長時間お話をうかがうことも出来た。それから、宮古島伝道所の礼拝では、本当偶然、平良修牧師夫妻と出会い、お話をうかがうことも出来た。それらは、神様のお導きと、それから、宮古島伝道所の星野勉牧師のご配慮であった。しかし、平良キリストの教会では面会を断られ、いくつか悔いの残るところもあった。だから、もう一度、と思っていたのだが、6年経っても、未だ、果たせないでいる。

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