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2009年4月20日 (月)

女性市長、誕生

わたしの勤務先は、兵庫県の宝塚市にある。そう、あの‘TAKARAZUKA’や「タカラヅカ」やら、手塚治虫やらの宝塚市である。その宝塚市で19日、市長選挙があり、女性市長が誕生した。この宝塚市では、実は、二代続けて市長が汚職事件で逮捕されているのだ。今回は、その「出直し選挙」。宝塚市は人口22万人余り。しかし、新市長は25,000票あまりで当選している。つまり、人口の10分の1。

さて、この選挙結果について、いろいろ問題はあるにしろ、わたしはそれを一応肯定的に捉えている。しかし、一部には、愚にもつかないことで、まだ何もしていない新市長を批判する輩もいる。新市長はもともと社民党の国会議員であった。いわゆる「土井チルドレン」。それで、震災のことを持ち出して(宝塚市にも「震度7の帯」が走っていた)、その時の社民党の首相の対応が遅れたので、新市長を許さないという。これは、全くの揚げ足取りである。しからば、市長が汚職事件で二代続けて逮捕され他市の市民は、その市長を選んだのだから兼で姿勢を私物化してもいいと考えているのだろうか。そんなことはない。まぁ、こんな輩の書いていることをよく読んでいると(それほど暇ではないのだが…)、けっこくじぶんが住んでいる市の市長が女だから気にくわないのだったりするのだ。

宝塚はそれほど民度が低いところではないと思う。しかし、宝塚市をよくしようという意欲には欠けているのではないだろうかと思うことがある。市民のうち、その大半は大阪か神戸で働いていたり、買い物も両脇の日本有数の大都市で用を済ますことが多いと聞く。彼等住民・市民と入れ替わるように観光客(宝塚歌劇の観劇のためが大半。その他、清荒神・中山寺か、植木を買いに来る客か)が宝塚に来る。従って、女性は子育て等があれば街の将来に積極的にかかわろうとする動機はあるが、大阪・神戸で働いていてる男性市民は何かのきっかけがない限り、宝塚市をよくすることに関心が薄いと推察される。この一種の無関心がくだんの汚職事件の土壌を培養してきたのではあるまいか。

──山深い西谷地区。宝塚が「寳塚」と表記されていた頃からの宿場町小浜地区。阪神競馬場のある住宅地旧良元村、そして、山中に開けてニュータウン。歌劇の街・宝塚駅周辺。武庫川沿いには沖縄人の集住地区もあった。

宝塚市はこのように混ざらないいくつもの地域で成り立っていて、中心というものがない街。これは、この周辺のいくつかの衛星都市でもありがちな光景である。新市長の前途は多難だろうが、ひとまず見守ってゆきたいと思う。

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