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2009年11月22日 - 2009年11月28日

2009年11月23日 (月)

恥の上塗り

先述の小沢一郎民主党幹事長の「キリスト教とイスラム教は、独善的」発言に対して、日本キリスト教連合が、抗議文を送ったらしい。それで、ちょっと探すと本文がここにあったので、転載する。

民主党幹事長 小沢一郎殿

 貴職は11月10日「全日本仏教会」松長会長との会談後「キリスト教文明は非常に排他的で、独善的な宗教だと思っている。排他的なキリスト教を背景にした文明は欧米社会の行き詰っている姿そのものだ」と記者団に語ったと報道されています。
 この貴職の発言は、キリスト教に対する一面的理解に基づく、それこそ「排他的」で「独善的」な発言であり、日本の責任政党幹事長が世界人口の約3分の1のキリスト者がいる国際社会に向けて発言した言葉として、その見識を深く疑わざるを得ません。
 「汝の隣人を愛せよ」と説き、生命を捧げてすべての人とのために仕え切ったイエス・キリストを救い主と信じるキリスト教は民族・国境・思想等のあらゆる差異をこえて平和の実現のため努力しています。
 本連合会も教派教団を越えて一つなる歩みを重ね、日本宗教連盟傘下にあって「全日本仏教会」とも協力して広く差別偏見からくる排他性と戦っています。
 そうした働きを否定し、キリスト教を排他的と決め付ける言葉に抗議し、撤回を強く要求します。

 2009年11月11日

   日本キリスト教連合会    
    委員長 山北宣久 

山北宣久様、あなたはあなたの隣人を、本当に愛しているのでしょうか。そして、イエスがその命を捧げて、人類を救おうとなさったからといって、それを信じる人すべてが、同様というわけでないのですが、その点、何か、錯覚をなさっていませんか。

あまり大きな騒ぎになっていないのは、幸いだが、このようなことを「恥の上塗り」というのだろう。

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2009年11月22日 (日)

学会参加、雑感

21日、22日と国際基督教大学で「キリスト教史学会」があった。この学会は、こじんまりとしていて、実にアットホームな雰囲気である(実際には、内部で、ときどき、いろいろなことが起こったりもするが………)。毎年同窓会のような雰囲気で、皆に会うことだけでも、とても楽しみな学会だ。わたしと同年代の研究者たちは分野が相当違うものの、互いに切磋琢磨しながら、年を重ねてきている。みな、それぞれに、とてもいい年の重ね方をしている。

しかし、危機は確実に近づいている。今回、24名の個人発表があったが、そのうち院生は、なんとたったの1名。ICUの隣の某神学校や関西のふたつの神学校からは、参加すらなかったのではないだろうか。わたしは、わたしで、自分のことをまだ若手だと思っているのだが、ほんとうの若手のはつらつとした発表がなくなってしまった。

8月の日本基督教学会では神学校からもたくさんの参加があり、院生の発表者もたくさんいた。しかし、あそこはあそこで、別の深刻な問題をかかえているように思う。詳しくは、別の機会の論じたいが、両学会とも存亡の危機は、突然、急にやってくるだろう。それを、ずっと未来のことではなくて。

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