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2010年1月17日 - 2010年1月23日

2010年1月17日 (日)

他人の物語、自分のこと

それを、区別したいのです、この15年目の日に。

その時、誰かが誰かを助けた物語は、自分のものではない。
それからの時間を必死に生きて、それでも倒れそうになる。そして、そんな人を支え続けてきた人がいる物語。それは、わたしのことではない。わたしのなしではない。
がれきを掘り起こした救助の英雄譚も食料を調達してきた武勇伝も、わたしのやってことではない。
神戸からはじまって、若狭湾、中越、中越沖、岩手県北部、スマトラ島沖、四川、ハイチ等へと連なっていくボランティアと救援の連鎖の輪のなかに、わたしはいるのだろうか。

そう、自分は逃げたのです。そして、避け続けてきたのです。そのことを、15年目のこの日に、忘れないように、ふたたび確認したい。

いまでも、ふと涙がこぼれてくることがあるのだが、わたしにはその理由がよく分からない。自分ではない誰かの、他人の物語を聞いて涙が出るのだ。それは、その物語に感動しているからだろうか。そうではないような気がする。この取り返しの綱買いような、寂しい気持ちには、決して胸の熱さがないのだ。

阪神大震災から15年。で、わたしは、これから、どう立ってゆけばいいのだろうか。

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