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2010年10月17日 - 2010年10月23日

2010年10月23日 (土)

奄美、遙かなり。

わたしは沖縄には数え切れないほど行っているのに、奄美にはまだ行ったことがない。地図を見ながらどんなところか思いをめぐらしているのだが、地名さえ正確に読むことができない。そんな奄美が大変なことになっている。

そんな、遙かな奄美であるが、現在作成中の来年度以降の科研の申請書ではこれまでの沖縄・宮古・八重山群島に加えて奄美群島のキリスト教についても調査をはじめたいともっている。これで、わたしの研究の射程が琉球列島をカバーすることになる。その地域を、琉球列島にするか、南島にするか思案しているが、恐らく「南島」になるだろう。そして、時代も米軍占領時代に限定せず、その時代を中心に近代以降の「南島キリスト教史」について、最終帝には、本土の東京・横浜・大阪・京都・神戸(・長崎)中心の「日本キリスト教史」から相対的に自律した通史ができればと思っている。

さて、『キリスト教年鑑』によると、奄美には63の教会がある。そして、その教会は奄美大島だけではなく(大島は38)、沖永良部島に7、与論島に1、喜界島に3、徳之島に14と分布している。それらの教会の大多数(46教会、73.02%)はカトリック教会であるが、その他にイエス之御霊教会(9)、ホーリネス教会(3)、日本キリスト教団(3)、単立教会(2)となっている。

また、各教会や教派・教団の自己申告による教会員数は、2万人弱で奄美群島の全人口の実に17.04%にあたる。しかし、15,000名余りの信徒数がいると申告しているイエス之御霊教会はカトリックや他の教派・教団と信徒(教会員)の定義が違っているので、実際に持続的に教会に関わっている教会員はもう少し少ないかもしれない。いずれにしろ、カトリックが4,500名余り、ホーリネス・教団が60名弱、単立教会は40名弱となっている。

奄美はやはり、カトリックの島だ。そのカトリック教会は、戦前には徹底した弾圧に遭った。その試練を経ても地域にカトリックが根づいている島だ。

わたしは、その島のキリスト教のことを知りたいと思う。そして、波頭を隔てた沖縄・宮古・八重山群島の諸教会、信徒とどのように関わり合っているのかを知りたいと思っている。

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